私の備忘録

~気楽に のんびり おだやかに~

倒産予知の実務

著者:白田佳子

発行年月日:2003年11月20日

出版社:日本経済新聞社

 

目次

第1章 企業倒産実態を把握する

第2章 企業情報の収集

第3章 財務分析の落とし穴

第4章 倒産予知の実践

第5章 倒産予知モデルによる格付けの試み

 

筆者は1980年代からわが国の企業倒産を研究し、倒産を予知するモデルを公表してきた。そして、現在多くの金融機関が筆者の開発した倒産予知モデルを実務に応用している。

(中略)

本書では、モデルを「利用すること」に重点を置いた。したがってSAF2002モデルから導き出される結果の解釈や、近年の会計制度の変革が倒産企業の財務数字にどのように表れているかなどについても、事例を用いた解説を加えた。

(P2 まえがき より)

 

わたしは中小企業に勤める普通のサラリーマン。転職も多く、退職金はおそらくもらえません。働いていない時期もあったため、年金もあてにできません。老後の生活に不安を感じて株式投資を始めました。普段は株価をチェックせず、割安株を長期保有する「ほったらかし投資」をしています。業績が悪化して株価が下がる程度なら、株価が戻るまで保有しておけばいいのですが、もし会社が倒産したら大損です。わたしは専門家ではないので、この考えは正しくないかもしれませんが・・・。

 

倒産する可能性があるかわかる指標はないだろうか?

 

そんな時に出会ったのがこの本です。4つの財務比率を組み合わせてSAF値を算出して、倒産する可能性を判別するという内容の本です。わたしはこの本に出会ってからSAF2002モデルを使って倒産する可能性が高いかどうか判断しています。

 

「SAF2002モデル」を構築するために選択された財務比率は以下の4つです。

  1. 資本留保利益率
  2. 総資本税引前当期利益率
  3. 棚卸資産回転期間
  4. 売上高金利負担率


この4つの財務比率を組み合わせて倒産を予知します。計算式はこの本を読んでいただきたいのですが、計算するのに必要な情報は有価証券報告書に記載されているので、誰でも計算することができます。


この本は、わたしのように長期保有目的の株式投資をする人には向いているかもしれませんが、デイトレードのような短期売買をする人には向いていないかもしれません。