著者:エリザベス・ダン/マイケル・ノートン
発行年月日:2014年2月22日
出版社:KADOKAWA
- 目次
第1章 経験を買う
第2章 ご褒美にする
第3章 時間を買う
第4章 先に払って、あとで消費する
第5章 他人に投資する
本書の目的は、みなさんに幸福度をもっと上げられる方法でお金を使えるようになってもらうことです。また、自分自身を幸福にする方法からは、他の人々を幸福にしたいと考える会社や組織も有益なヒントを学ぶことができます。さらに本書では、従業員と顧客の経験をどのように変えたら、彼らの幸福度と満足度に最も大きなインパクトを与えることができるかについても説明していきます。マッサージセラピストであろうと、旅行代理業者であろうと、あるいはCEOであろうと、あなたが同僚や顧客に使う金額ーそして彼らがあなたに支払う金額ーに対し、最高の幸せを同僚や顧客にもたらせるようにアドバイスをしたいと考えています。
(プロローグ)
- レビュー
「自分のためにお金を使う」のと、「他人のためにお金を使う」のとでは、どちらがより大きな幸福感を得られると思いますか?
わたしは、自分のためにお金を使うほうが幸福感を得られると思いました。でも、他人のためにお金を使ったほうが幸福感を得られるという研究結果が出ています。
では、他人のためにいくらお金を使えば幸福感を得られると思いますか?
わたしは、金額が多い方がより大きな幸福感を得られると思いました。でも、金額の大きさで幸福度合いは変わらないという研究結果が出ています。わずかなお金でも他人のためにお金を使うと幸福感を得られます。
この本には、たくさんの研究結果をもとに、幸福になるためのお金の使い方について書かれています。お金を使う前に自問自答してみてください。「これは、幸福になるためのお金の使い方なのだろうか?」と。