著者:中島聡
発行日:2018年9月18日
出版社:実務教育出版
目次
第1章 結局、アウトプットが最強の武器である
第2章 すべては「書く」ことから始まる
第3章 「書く」を深めて自分をプロデュースする
第4章 「話す」アウトプットで相手を一気にファンにする
第5章 「話す」を深めて自分の価値を最大化する
第6章 みんなが一番知りたい「続ける」技術
著者
中島聡(なかじま・さとし)
1960年生まれ。高校時代からパソコン系雑誌「週刊アスキー」において記事執筆やソフトウェアの開発に携わり、大学時代には世界初のパソコン用CADソフト「CANDY」を開発。1986年にマイクロソフト株式会社の日本法人に転職。1989年には米国本社に移り、Windows95、Internet Explorer3.0/4.0、Windows98のソフトウェア・アーキテクトを務め、ビル・ゲイツの薫陶を受ける。2000年に米マイクロソフトを退社し、ソフトウェア開発会社のUIEvolutionを設立してCEOに就任、現在に至る。2004年から続く人気ブログ「Life is beautiful」およびメルマガ「週刊Life is beautiful」ではAIやVR、ARに関する最新情報をエンジニア目線でやさしく読み解き、多くの読者を啓蒙し続けている。
この本は、「読む」「聞く」「体験する」ことによるインプットと、「書く」「話す」「行動する」ことによるアウトプットを繰り返すことで、近い将来やってくる「AI(人工知能)が人間の仕事を奪う大量失業時代」に、AIに負けない自分の価値をつくる本です。
レビュー
インプットした意識を脳に定着させるにはアウトプットが重要とのことで、この本を手に取りました。
著者は、マイクロソフトでWindows95を作った日本人として有名。2004年からブログを書き始め、ブログ記事が履歴書代わりになり、ブログというアウトプットを持つことが武器になりました。
アウトプットとは、「情報に自分なりの解釈を加え、わかりやすく伝えること」。単にネットから集めた情報をそのままアウトプットしたり、情報に感想を加えたりすることは、真のアウトプットとは言えません。ブログでも、ツイッターでも、インスタグラムでも、ユーチューブでもいい。アウトプットすることで、理解が深まり、自分自身が成長していきます。
何のためにアウトプットするのか目的を明確にする。
⇒自分の場合は、読んだ本の内容を脳に定着させるため。
「書く」アウトプット
ステップ1 テーマを決める
ステップ2 読者を決める
ステップ3 書く場所を決める
読まれる文章とは、「シンプルで、読みやすく、わかりやすい」。文章は短く、専門用語は最小限。何を伝えたいかはっきりさせる。正確な情報を発信させるために情報収集も欠かせない。タイトルと段落の先頭に伝えたいことを書く。一つの段落で伝えたいことは一つに絞る。
メディアの構成は東洋経済オンラインを参考にするといい。独自の見解を加える。
本の内容を暗記するのではなく、正確にわかりやすく伝えることで、理解も深まります。インプットとアウトプット。この2つは自分自身の成長に欠かせないと思いました。
おわりに
もし、この本に興味を持ったら実際に読んでみることをお勧めします。私の解釈が間違っているかもしれませんのでご容赦ください。