基本情報
タイトル:伝える力
著者:池上彰
NHK入局。1994年から11年間「週刊こどもニュース」でお父さん役を務める。
発行年月日:2007年5月2日
出版社:PHP研究所
要約
仕事のさまざまな場面でコミュニケーション能力は求められる。基本であるにもかかわらず、意外と難しい。相づちを打ったり、返事をしたり、目をジッと見たり、あるいは反対に目をそらしたり。「伝える」には、「話す」「書く」そして「聞く」能力が必須。それらによって、業績が左右されることも往々にしてある。現代のビジネスパーソンに不可欠な能力といえる「伝える力」をどうやって磨き、高めていったらよいのか、その極意を紹介する。(カバーより引用)
この本を読む目的
コミュニケーション能力の向上。
「伝える力」を一言でいうと
子供にも分かるように簡単に伝えることが大切
ポイント
コミュニケーション能力を高めたい方へ!!
コミュニケーションに必要な「伝える力」。「伝える力」の基本は「話す」、「書く」、「聞く」です。
「話す」
相手の立場になって伝えましょう。主語を誰にするかで伝わり方が変わります。つかみも大切です。わざと反対のことを言ったり、意外な話から始めたり、相手が興味を持ってくれる方法を考えましょう。
「書く」
優れた文章を読んで、参考にしましょう。フォーマットを作るだけで、ある程度誰でも書けるようになります。自分の気持ちを加えることでオリジナリティある文章となります。文章はプリントアウトして、読み手として読み返しましょう。画面上では気付かなかった間違いが見つかることもあります。
「聞く」
自分のことばかり話をせず、人の話にきちんと耳を傾けましょう。
大切なことは、自分自身がしっかり理解することです。自分がわかってないと相手に伝わりません。まったく知らない人に説明するにはどうすればいいかを考え、簡単なことは簡単に、難しいことも簡単に伝えましょう。
本書では具体的なテクニックも紹介されています。ビジネス文書の書き方、文章力アップの方法、わかりやすい伝え方、言葉・表現の使い方など具体的なテクニックは本書を読んでご確認ください。
終わりに
著者の池上彰さんはNHK時代に「週刊こどもニュース」という子供向け番組も担当されていて、どうやったら子供にもわかりやすく伝わるかを実践されてきた方で、本書も参考になりました。個人的には「聞く」についてもっと深掘りしてほしかったと思いました。
※あくまでも個人的な感想です。本の内容は、必ず本を読んで確認してください。