僕の死に方 エンディングダイアリー500日

基本情報

タイトル:僕の死に方 エンディングダイアリー500日

著者:金子哲雄

1971年千葉県生まれ。2012年10月2日肺カルチノイドのため死去。享年41。

発行年月日:2014年2月11日

出版社:株式会社小学館

 

要約

この本は、夫・金子哲雄が、自分の死後に出版してほしいと、生前に準備していたものです。金子は最後まで仕事を続けたいために、仕事関係者はもちろん、友人知人にすら、病気のことを隠していました。「本来ならば、おひとりおひとりにお会いして、これまでのことを説明しながら、今までのお礼をいうべきなのに」せめて、自分の命が残せるものを次につなげられたら・・・金子はたくさんの「宿題」を残していきました。「回答」はありませんが、私たちの体験がこの本を読んでくださる皆様のお役に立てたら幸いです。妻・金子稚子(カバーより引用)

 

この本を読む目的

人生計画は、自分の葬式での弔辞や、死ぬ直前に人生を振り返ったときにどんな人生だったらよいかを考えるのがよいと聞いたことがある。

 

「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」を一言でいうと

死を覚悟しながら生きると、本当にやりたいことが見えてくる

 

ポイント

著者は金子哲雄さん。フジテレビ「ホンマでっか!?TV」などに出演するなどジャーナリストとして活躍していましたが、2012年に41歳の若さで肺カルチノイドのためお亡くなりになりました。そんな金子哲雄さんの著書「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」。ポイントは3つ。1.死までの500日、2.自分を見つめ直す、3.前を向いて、今を全力で生きる。

1.死までの500日

本書は金子哲雄さんが亡くなるまでの500日を詳細にまとめてあります。肺カルチノイドと診断されたとき、すでに治療法がなく、死を待つだけの人生でした。そんな中、死ぬ直前まで仕事をすることを望みました。仕事が生きがいであり、仕事が生きる希望でした。ご自身で死の準備も行いました。遺産整理、遺言、葬儀、納骨などジャーナリストとして、最後の仕事として自分の最期をプロデュースしました。

2.自分を見つめ直す

もし自分が末期ガンになり、治療法もなく、ただ死を待つだけの人生を送ることになったらどう過ごしますか。死ぬ直前までやりたいこと=自分が本当にやりたいこと、かもしれません。自分が本当にやりたいことを仕事にすれば、仕事=生きがい、になるかもしれません。生きがいを見つけるヒントになるかもしれません。

3.前を向いて、今を全力で生きる

死を前提にして生きることで、今という時間がとても貴重なものに感じられるようになります。ただ死を待つのではなく、今、自分にできることをする、前を向いて、今を全力で生きる。それが大切です。

 

終わりに

内容の濃い著書でした。これを数百円で貴重な体験を共有できる、読書はすばらしいものだとあらためて思いました。

 

※あくまでも個人的な感想です。本の内容は、必ずご自身で読んで確認してください。