基本情報
タイトル:ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法
著者:スコット・ソネンシェイン
発行年月日:2018年5月6日
出版社:有限会社海と月社
要約
本書では、いわゆる「リソースフルネス」(困難な状況下で臨機応変に解説策を見いだす能力)に関する私の10年に及ぶ研究をもとに、ストレッチ、すなわちあなたの能力を最大限発揮する方法を伝授した。本当は誰でも、手持ちのリソースで仕事や暮らしをもっと充実させることができる。そのことを知り、実現のための「スキル」や「心の持ちよう」を学んでもらえたらうれしい。目の前の「未開拓の価値」を目一杯活用する方法を身につければ、あなたがこれまで想像もしなかった可能性が、次から次に開かれるに違いない。(はじめにより引用)
この本を読む目的
ないものねだりをしない。手持ちのリソース(資源)を有効活用。
「ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法」を一言でいうと
手持ちのリソースを最大限活用には考え方を変えることが重要
ポイント
著者はスコット・ソネンシェインさん。大学教授として、何が組織を繁栄させ、従業員を裕福にするか研究してきました。そんなスコット・ソネンシェインさんの著書「ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法」。ポイントは3つ。1.ストレッチ、2.考え方を変える、3.4つの要素。
1.ストレッチ
ストレッチとは、手持ちのリソースを有効活用して、優れた成果を出す考え方のこと。リソースの使い方やリソースに対する考え方が、仕事の成功、個人の満足、組織のパフォーマンスに影響を及ぼすということが研究で分かりました。仕事を早く終わらせたければ人を増やす、優れたものを作るには優れた機械を導入する、ではなく、手持ちのリソースを有効活用して成果を出しましょう。
2.考え方を変える
「豊富なリソース=優れた成果」という考え方から「リソースの優れた活用=優れた成果」という考え方に変えましょう(ストレッチマインド)。新たにリソースを獲得するのではなく、手持ちのリソースの価値を見いだし有効活用して、変化の激しい世の中を柔軟に適応していきましょう。
3.4つの要素
ストレッチマインドに必要なの4つの要素「心理的オーナーシップ」「制約の受け入れ」「質素倹約」「ゴミを宝に変える」。心理的オーナーシップとは経営者意識のこと。言われたことをやるような指示待ちではなく、自分で考えて行動することが大切です。制約があると、より創造性が高まります。質素倹約を意識して無駄な出費をしないことです。ゴミを宝に変えるとは、ゴミをあさるということではなく、一見価値がなさそうなものにも可能性が潜んでいること。
新しいことをやろうとするときに「リソースがないからできない」ではなく、「どうすれば手持ちのリソースでできるか」を考えましょう。
実践
ないものねだりをせず、今、手元にあるものでできる方法を考える。
終わりに
本屋で「人材、資金、ツールの不足という制約を逆手にとって、少ないリソースで成果を出す」という表紙を見て購入しました。
※あくまでも個人的な感想です。本の内容は、必ずご自身で読んで確認してください。