『おひとりさまの老後』上野千鶴子(著)
「おひとりさまの老後」を楽しもう、というのが本書のねらいだ。そのために、ひとり暮らし歴の長い大先輩にもノウハウを聞いた。大先輩から話を聞いてわかるのは、老後のひとり暮らしは怖くない、そのための智恵と工夫がいっぱい蓄積されているということ。
本書は、「おひとりさまの老後」をすでにはじめているあなた、これからはじめようというあなたに送るエールだ。なぜって、わたし自身が、すでにはじめている大先輩たちからたくさんのエールをもらったのだから。ようこそ、シングルライフへ。(出典:『おひとりさまの老後』)
この本をひと言でいうと、
おひとりさま経験者からのアドバイス
おひとりさま老後で心配なことは、「住まい」と「お金」。
家族と一緒に住むと安心感はある。しかし、介護で迷惑をかけてしまうかもしれないと思ってしまい、居心地が悪くなるかもしれない。自分だけの住まいを確保することが大切。ひとりなら誰の顔色も気にせず、自分の家で最後まで過ごすことができる。仮に介護が必要になっても、在宅支援というサービスもある。
お金については、介護保険や支援費制度はあるが、年金だけで暮らしていくのは厳しい。年金以外の収入があることが不可欠。これまでの経験や特技などを活かしたり、シルバー起業したり、資産から収入を生み出したり、個人年金を準備したり、今のうちから準備することが大切。
おひとりさまの基本は、ひとりでいることに寂しいと感じず、心地よいと思えること。しかし、ときに人は寂しいと感じてしまうもの。一緒にご飯を食べたり、困ったときに助けてくれたり、自分を支えてくれたり。無理に友人を作る必要はないけど、一緒にいて気持ちが楽な友人がいると、おひとりさまの老後は楽しくなる。
「おひとりさまの老後」について詳しく知りたい方は本書をご確認ください。
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