アサダイ備忘録

~読書ノート・雑記ノート~

大切ないのちを楽しく幸せなことに使う

『お坊さんが教える悟り入門』長谷川俊道(著)

世の中には、苦しいことや辛いこともたくさんありますが、状況はいつか変わります。人生は、いくらでも変えることができるのです。そして、何より思い出していただきたいのは、私たちはさまざまな「いのち」のつながりの中で生かされているということです。多くのご先祖様の、ご両親の、友人のいのちと、また、自然と、暮らしの中のあらゆるもののいのちと、私たちはつながって、今を生きています。いろいろな縁の上に成り立つ大切ないのちですから、ずっと悩んだり、苦しんだりしているよりも、楽しく、幸せに使ったほうがよいでしょう。(出典:『お坊さんが教える悟り入門』)

 

この本をひと言でいうと、

大切ないのちを楽しく幸せなことに使う

 

著者の長谷川俊道氏は、瑞岩寺の住職ならびに保育園園長・理事長、ブログやメルマガ、ポッドキャストなど情報発信も積極的に行っている。

 

悟り

「調身」(体の余計な動きを止めて、環境を整える)、「調息」(呼吸に集中する)、「調心」(思考一つ一つにこだわらず、大切なものだけに集中する)により、怒りや妬み、嫉み、憎しみなどをコントロールできるようになる。

心の中のこだわりを捨てると、悟りが得られるようになる。悟りとは静かで安らぎの境地。一切のとらわれ(執着)から解放された自由な境地。

 

仏教の教え

基本は「四法印(しほういん)」。諸行無常(しょぎょうむじょう)、諸法無我(しょほうむが)、一切皆苦(いっさいかいく)、涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)の4つ。ものごとはすべて移り変わる、ものごとはすべてつながっている、ものごとはすべて思い通りにならない、他者への思いやりをもつ、これらを心にとめることで、心安らかに生きることができるようになる。

 

いのちのつながり

今、自分が生きているのは両親がいるから。さらにその両親がいて、さらにその両親がいる。誰か一人でも欠けていたら、自分は生まれていない。隣にいる人も同じ。一人一人がつながっていると考えると、困っている人がいたら家族のような気持ちで接することができるようになる。

神社やお寺でお参りしたときは自分のことをお願いせず、家族や仲間、地域、日本の安寧、世界の平和など自分以外のことを祈ってみる。相手が喜んでくれるなら、それでよいくらいの気持ちで、見返りを求めない。

 

「悟り」について詳しく知りたい方は本書をご確認ください。

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